今回は、GHP(ガスヒートポンプ)式のエアコンから電気式エアコンへの入替工事(マルチを含む)です。機器の入替台数が多く、作業内容も多岐に渡ります。
『工事のポイント』
・ マルチエアコンからセパレートのエアコンに切り替えるため、電源供給の方法を変える必要がありました。ですが、停止できない既存の空調機がありましたので、工夫して工事を行いました。
・ 天井内にスペースがありましたので、室内側の美観を損なうことのないよう配管・配線の隠ぺい作業を行いました。
・ 24時間動いている機械があり、熱による損傷を防ぐため電源供給(幹線工事も必要)ができるタイミングで工事を行えるよう予定を組みました。
『工事概要』
床置形から天井カセット形への交換 :5台
天井カセット形の交換工事 :1台
床置形の交換工事 :3台
合計 :9台
製品:東芝
AFSA14056B2×1台
AFSA16056B2×2台
AUSA06376×2台
AUSA14076×4台
▲ 今回は合計9台にも及ぶ大規模なエアコン入替工事です。具体的には、GHPをマルチエアコンに変更する工事でした。また、GHPは電気式エアコンと異なり電力源の供給方法が異なります。ですので、「電灯200V」から「動力200V」へ電力の供給方法を切り替えるための電気工事も行う必要がありました。
▲ 両方とも既存の室外機です。既存機器を設置した当時の竣工図と現在の機器の設置状況が異なっておりました。ですので、工事を行う前の系統の調査に一苦労でした。一部マルチを含んでいましたが、今回は全てセパレートタイプのエアコンに変更します。
▲ こちらは事務所内にある床置形の室内機です。床置形から天井カセット形への変更となります。もう一つの画像は床下の天井カセット形ですが同様の入替工事を行いました。
▲ こちらの社長室は、事務所と同様に床置形から天井カセット形に変更しました。食堂の室内機についても同様の工事です。
▲ こちらは倉庫の床置形ですが同じ床置形の入替です。ここでのポイントは、配管(ドレインを含む)の横引きがあり傾斜もあまりなく経年によるスライム(不純物)が発生している可能性もありますのでドレン管をやり直しました。もう一つの画像は新しくした床置形の室内機です。
▲ 事務所内の室内機です。ここでのポイントは設置のバランスを考慮し床置形の既存配管を流用して配管を露出して接続するのですが、天井内にスペースがありましたので隠ぺい作業をして美観をよくしております。
▲ こちら(画像左)も同様の工事です。(画像右)は天井カセット形から同型への入替工事です。
▲ こちらも床置形からの同型入替工事です。(画像右側)は床置形から天井カセット形へ変更し配管を「隠ぺい配管」にしております。
▲ 画像左はリモコンです。こちらの配線は、配管同様に隠ぺい作業にて美観を損なわないよう工夫致しました。天井カセット形の屋内側は天井内に隠ぺいしていますが、屋外側では天井内で孔を開けて今までの既存配管に接続。ラッキングを設置しました。
▲ 裏側の室外機です。合計9台の室外機を設置しました。試運転を行って作業は終了です。
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