マルチエアコン

マルチエアコン

ここ最近特に人気が出てきているマルチエアコン。
弊社は2015年度のPanasonic(パナソニック)のマルチエアコン全体の販売台数の約20%を販売した実績があります。
では、マルチエアコンとはどんなものなのか?見ていきましょう。

マルチエアコンとは?

セパレートエアコン

マルチエアコン

マルチエアコンとは、『1台の室外機で複数台の室内機(エアコン)を使えるシステム』です。
エアコン(室内機と言います)は、これ単独で空調機として動かせません。
室内機と対になる室外機を、室内機と配管で繋いでやることで初めてエアコンを使うことができます。
室内機1台と室外機1台を独立して繋いで使うエアコンを『セパレートエアコン』といいます。
一方、1台の室外機に複数台の室内機を接続して複数のエアコンを同時に利用することができるのが、『マルチエアコン』です。

マルチエアコンのメリット

マルチエアコンのメリットは、『室外機が1台で済む』ということだけではありません。
他には一体どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

省スペースを実現!

マルチエアコン最大の特徴といえば、なんといっても室外機が1台で済むという点です。
通常のセパレートタイプだと、室内機が5台あれば室外機も5台必要になり、せっかく綺麗な家を建てても、外から見たら室外機だらけ…こだわった外観も台無しになり、バルコニーも狭く感じる…ということがあります。
マルチエアコンなら室外機が1台で済むので、外観を損ねることも無く、場所もとらないので、省スペースで見た目すっきりに収まるというメリットがあります。

種類や組み合わせが自由!

機種によっては室内機も、いろいろな種類から選ぶことが出来ます。
和室には『壁埋込形』、広いリビングには天井にすっきりと収まる『天井埋込形』、お年寄りの部屋には落ち着いた木目調の『床置き形』など、お部屋に合わせて機種選定できるのも、マルチエアコンのメリットと言えます。

導入費用が安い!

複数台のエアコンを各部屋に設置する場合と比較すると、室外機が1台で済むので工事費用や導入費用を安く抑えることが出来ます。
更に、電源は室外機に直接供給されているため、それぞれの室内機側に専用コンセントを取り付ける必要が無いため見た目もすっきりできます。

マルチエアコンのデメリット

一見、悪いところが無いように思える「マルチエアコン』ですが、一体どんなところにデメリットがあるのでしょうか?
次はデメリットを見ていきましょう。

同時運転で能力が落ちる

室外機1台で複数台のエアコンを運転しているので、同時に複数台の室内機を運転してしまうと能力が落ちてしまうようです。
家族がそれぞれ別の部屋で同時に過ごしていることが多いご家庭では、デメリットと言えます。

室外機が故障すると…?

室外機が故障してしまった時には、そこに繋いでいた室内機はすべて使えなくなってしまいます。
複数の室内機をすべて交換する必要があるために、経済的な負担が大きくなってしまうのもデメリットの一つです。

COPが低い

COPとは、エアコンの省エネを表す成績係数のことです。
それがマルチエアコンの場合は低くなっているので、同じような部屋を冷暖房する一般的なタイプのエアコンと比較しても、電気代の負担が大きくなる事になります。

取り扱い店が少ない

マルチエアコンは家電量販店では取り扱いがほとんどないので、エアコンの専門店での購入・工事が必要です。
当社は、365日エアコンのみを取り扱っている専門店です。
特にマルチエアコンの施工は得意分野で、多数の実績もございます。安心してお任せください♪

マルチエアコンを初めて導入するお客様へ

以下の場合、追加工事が必要になる場合がございます。
  • 外部電源(室外機用)がない場合

    ※マルチエアコンは、室外機に電源が直結している室外電源が殆どです。
     その為、室外に電源を供給する場所がない場合、電源工事が必要です。

  • 配管の延長 (室外機の設置場所が変わる場合)
  • 100Vから200Vへの電圧切替が必要な場合
※当社へ取付工事をご依頼される場合は、電話や現場調査にて確認を致します。
関東でもトップクラスの販売・施工実績がございますので、安心してお任せ下さい♪

マルチエアコンの選び方

マルチエアコンは多くの組み合わせができる反面、組み合わせが多すぎて迷われるお客様も多いです。そこでマルチエアコンの選び方のコツをご紹介いたします。
面倒だなと思われる方は、お問い合わせ下さい。専任の営業担当がご要望に合わせてお見積り(無料)いたします。
  • 設置する部屋数を調べる。

    マルチエアコンの室外機は、○室用と設置する部屋数ごとに種類が分かれます。
    ○室用とは、その室外機で何台の室内機を動かせるかという性能のことなので、室内機を3台動かしたい場合は3室用を選択します。(※室数が少ないほど価格を安く抑えられます)

  • 設置する部屋数の合計容量に応じた室外機を選ぶ。

    エアコンの能力は6畳用や14畳用といった畳数でよくあらわされます。
    この畳数はとてもイメージが湧きやすく便利ですが、マルチエアコンを選ぶ場合には「○○kw」といった正確な能力で計算します。
    室内機の能力の合計が室外機の能力を超えると、動かなくなってしまうためここで調整をします。
    室外機の能力が大きいものに変更するか、室内機の能力を小さくするかご予算と照らして調整してください。

  • 各部屋の室内機を選ぶ。

    設置する部屋数分、各お部屋の用途・既存のエアコンをもとに室内機の種類を決めていきます。
    「リビングは天井埋込形、和室は壁埋込形にしよう!」など、組み合わせは自由です。
    ※室内機と室外機は信号のやり取りを行いますので、「他のメーカーのものと組み合わせよう」といったことや、同じメーカーでも「室内機はそのままで室外機だけ他のモデルにしよう」などといったことはできません。

  • あなたにぴったりの空調ユニットが完成!

マルチエアコンの種類

一言でマルチエアコンといっても、様々な種類のものがあります。
基本的には『パックマルチ』『システムマルチ(フリーマルチ)』『ワイドセレクトマルチ』の3種類。では、それぞれどのようなものなのか見ていきましょう。

パックマルチ

パックマルチは、室外機1台で壁掛形エアコン室内機を2台接続できる、お手軽マルチエアコンです。
※セット品番なので、室内機の組み合わせ変更不可。

システムマルチ(フリーマルチ)

システムマルチ(フリーマルチ)は、室外機1台で2台以上の室内機を自由に組み合わせ出来るマルチエアコンです。
※メーカーにより対応可能な室数が異なります。

ワイドセレクトマルチ

ワイドセレクトマルチは、室外機1台で、最大7台(7室)まで室内機が接続できる全館空調向け大容量のマルチエアコンです。
個別空調のライフスタイルに応じて部屋毎の運転ができる効率の良さ、これまでのマルチエアコンでカバーできなかった空間にもワイドに対応できます。
※各室内機の冷暖房の切換えは、はじめに運転した室内機と同一になります。