冷媒配管

冷媒配管

エアコンの室内機と室外機を繋ぐ配管のことで、主に室内機から室外機への給気と排気を行っています。
2種類の銅管が2本1セットになっており、それぞれが断熱材で覆われています。
冷媒は通常の状態で高圧ガスなので、配管の状態がズサンな場合は、ガス漏れを起こし使いものにならなくなります。

冷媒配管のサイズと構造

冷媒配管の構造

前記の通り、この冷媒管は2本1セットになっていますが、それぞれ細い管と太い管で構成されています。
エアコンは熱交換によって空気を冷やしたり温めたりしていますが、その際に冷媒が液化したり気化したりします。
発生した液体は細いほうの配管を通り、気体(ガス)は太いほうの配管を通るといった具合に、それぞれが決まったものを通しており、そのサイズも異なります。
それぞれ、液管とガス管などとも呼ばれます。

冷媒配管のサイズ

種別 エアコン用銅管
銅管外径(mm) 呼び系 厚さ(mm)
汎用 22年版監理指針
6.35 2分 0.8 0.80
9.52 3分 0.8 0.80
12.70 4分 0.8 0.80
15.88 5分 1.0 1.00
19.05 6分 1.0 1.20
22.22 7分 1.0 1.20
25.40 1吋(8分) 1.0 1.35
28.58 1吋1分 1.0 1.55
※『吋』はインチの漢字表記です。
冷媒配管は銅管が2本1セットなので、1セットの名称は2分3分管や2分4分管といったように、呼び系の組み合わせになっています。